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イメトレで神経結ぶ強さ変化 ATR実験成功 精神疾患の治療期待(京都新聞H27.3.31)

2015/05/01

国際電気通信基礎技術研究所(ATR、精華町)は30日、イメージトレーニングを重ね脳内2カ所の特定領域をつなぐ神経回路の結びつきの強さを変化させ、状態を維持させる実験に成功したと発表した。精神疾患の症例では領域聞の結びつきに異常があるとされ、治療法開発につながることが期待される。

同日付の国際学術誌で発表した。20~43歳の男女12人を対象に、脳内の血流量変化を調べる機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)を使って実験をした。

ATRによると脳領域のうち身体を動かす1次運動野と内省的に自己分析をする頭頂外側部の活動は相関関係がある。精神疾患患者では結びつきが強すぎるか弱すぎるかで異常がみられるケースがあるという。

結びつきの強弱は2カ所それぞれの血流量を計測し、同時に変化が起こるかどうかで判定する。実験では被験者に手の動きをイメージする想像を14秒間続けてもらい、血流量を計測して結びつきの強さを点数で示した。14秒間の休憩を挟み前回より点数が高くなるよう意識するイメージトレーニングを重ねた。

これを繰り返し1日平均40分、4日間行った結果、全員の平均点数が上昇し、2カ月後も状態が維持された。

ATR認知機構研究所は「精神疾患患者の神経回路の状態を健常者に近づける糸口となる。今後精神科医と検討したい」としている。

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