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高付加価値レタス工場に 医薬・機能性食へ期待 旧しごと館中核事業(京都新聞H27.3.1)

2015/04/08

関西文化学術研究都市で京都府が4月に開設する「けいはんなオープンイノベーションセンター」(旧私のしごと館、木津川市、精華町)の中核事業の一つとして、遺伝子組み換えによる高付加価値レタスを試験栽培する植物工場が設置されることが28日までに分かった。奈良先端科学技術大学院大中心の研究グループが主体となる。抗酸化作用があるタンパク質「ヒトチオレドキシン1」を合成するレタスで、医薬品開発や機能性食品としての利用が期待される。

センターは昨年4月に府が国から譲り受けた。植物工場は府が誘致する産学公連携事業の一つ。11月に着工予定で、早ければ来年12月までに工場を完成させ、レタス生産を開始する。

ヒトチオレドキシン1は体内で作られ、ストレスや放射線障害による活性酸素の消去のほか、消化器、呼吸器の炎症やアレルギーの抑制などの役割があるとされる。2008年に京都大と奈良先端大がレタスの葉緑体にヒトチオレドキシン1の遺伝子を導入して大量生産する方法を開発した。

奈良先端大の横田明穂名誉教授によると工場は約300平方メートルで、遺伝子組み換え物質を拡散させないため密閉状態の施設を設ける。レタスが効率よくヒトチオレドキシン1を合成するよう、最適なLED(発光ダイオード)の光量と二酸化炭素の濃度を自動で制御する装置を取り付ける。

別の研究施設でヒトチオレドキシン1を抽出し、物質の有効性や安全性の研究を京大研究者らと行う。

横田名誉教授は「医薬品だけでなく、ジュースやキャンディーなど身近な食品開発を目指す」と話す。府新技術拠点整備課は「遺伝子組み換え作物への消費者の懸念もあるが、学研都市を代表する事業となるよう見守りたい」としている。20150301 keihanna.png

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